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研究活動

Research

研究活動

主な研究活動

〇パーキンソン病における血清尿酸値の検討

血中の尿酸は抗酸化作用を有しパーキンソン病の発症・進行を抑制するとの報告がある。現在イノシン投与により血清尿酸値を引き上げることでパーキンソン病の進行抑制につながるかどうかの他施設共同研究が進行中である。

〇Perry病のiPS細胞モデルの確立

日本学術振興会科研費でサポートされた研究。Perry病F52L変異患者由来のiPS細胞からチロシンハイドロキシラーゼ(TH)陽性細胞を作製し、病態の一部再現に成功した(Parkinsonism Relat Disord. 2016)。2018年度以降、Mayo Clinicとの国際共同研究を行い、複数のPerry病の変異iPS細胞を用い、モデリングおよび病態解明を行う。

〇Perry病モデルマウス作製の試み

これまでにPerry病モデルマウスの報告はない。Perry病G71A変異トランスジェニックマウスを作成し、病理学的解析および行動解析を行った。Perry症候群G71A変異トランスジェニックマウスでPerry症候群の症状であるアパシーやパーキンソニズムの一部再現に成功し、Neuroscience Lettersに報告した。現在、ノックインマウス作製を行っている。

〇臨床的にパーキンソン症候群を呈する疾患群間での嚥下障害の進行の相違

パーキンソン症候群(パーキンソン病、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症)間での嚥下障害の進行の相違を評価する。

〇HTLV-1関連脊髄症(HAM)におけるステロイド治療の検討

AMEDより資金援助を受けている多施設共同研究。HAMはHTLV-1感染による難治性神経疾患で、いまだ標準治療法は確立していない。治療エビデンスの確立のため、2016年からステロイド臨床試験に参加し、急速進行性、慢性進行性のHAM患者の治療経過を検討している。

〇頚動脈プラークにおけるIntegrated Backscatterと病理学的所見ならびに画像所見との比較検討

iPlaqueを用いて評価したプラークのIBSによるプラークの性状や組織学的特徴による分類と相関についての検討及びMRI検査で評価し得たP/Mratioとの相関性についての検討を行う。

〇脳梗塞患者における心房利尿ペプチド(BNP)の検査時間と患者の脳梗塞所見の比較検討(坪井、緒方、福原)

当院の脳梗塞のうちBNPを測定した症例の採血時間と患者の特徴、特に重症度について検討する。

〇急性期虚血性脳血管障害患者の特徴と頚動脈wall shear stressの関連性

脳梗塞急性期患者において、Vector Flow Mappingを用いて頚動脈のwall shear stressを測定し、脳梗塞の特徴や脳梗塞リスクファクター、頚部血管エコーのその他の所見との関連性について検討する。

〇当院における神経伝導検査の検査手順の確立と基準値設定に関する研究

当院では以前から神経伝導検査を行っているものの、当院独自の基準値は設けておらず、他施設の基準値を参考値として使用している現状である。今後、末梢神経疾患を含めた神経筋疾患患者を診療する上で、より正確な評価をするために当院独自の神経伝導検査の基準値が必要と考えられる。